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親潮が10年ぶり北に大きく後退 サケ不漁、サンマ好漁
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千島列島から日本の東海上を流れる寒流「親潮」の南下の度合いが平年より鈍く、約10年ぶりに北へ大きく後退していることが26日、気象庁の観測で分かった。東北沖などで海水温が高くなり、一部海域でサケの不漁、サンマの好漁など漁業に影響が出ている。気象庁は、親潮を含む北太平洋の海流全体が弱まったのが原因と推測している。
親潮は栄養塩を多く含み、魚類や海藻をはぐくむ。千島列島から日本の東海上を南下した後、Uターンするように再び北上するコースを取る。春には宮城県沖付近まで南下し、夏から秋にかけてゆっくり北に後退する。
気象庁は、海水温の低い海域の広がりから親潮の南下状況を観測。今年は7月までは平年通りだったが、8月から大きく北に後退し始めた。11月は平年だと北海道・襟裳岬の東から東北北部沖近海まで南下するが、今年は千島列島の南周辺にとどまっている。
親潮による海水温の低い海域面積は、平成9年12月以来、最小規模という。今後は徐々に南下するが、1月下旬まで平年よりも南下の度合いは小さい見通し。

