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微小粒子で子どもの肺に害 母体通じて体内に (1/2ページ)

2007.12.22 19:56
このニュースのトピックス汚染、公害

 ディーゼル車の排ガスなどに含まれる極めて微小な粒子(ナノ粒子)を妊娠中に取り込んだサルから生まれたばかりの子の肺に、急激なアレルギー反応で引き起こされる細胞の障害や細胞死が多発していることを、栃木臨床病理研究所と東京理科大、京都大などの研究グループが22日までに実験で突き止めた。

 グループは「人間でも妊娠中の母親がディーゼル粒子を吸い込むことが、生まれた子どものぜんそくや乳幼児突然死症候群などの原因となっている可能性を示す」と指摘。疫学調査などさらに詳しい研究が必要だとしている。研究論文は世界周産期医学会の最新の論文集に掲載された。

 研究グループは、妊娠中のアカゲザル3匹の背中の皮下にディーゼル粒子を注射。それぞれから生まれた3匹の肺の組織を調べた。

 子ザルの肺の細胞には、アレルギー反応に関連する「マスト細胞」が多数確認され、肺の中で酸素を取り込む役割を果たす細胞の多くが死んだり変性したりしていた。通常、出生直後の肺の細胞でアレルギー反応が起こることはないという。

 一方、妊娠中にディーゼル粒子を注射しなかったアカゲザルの子に異常はなかった。

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