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ゴア氏、ノーベル平和賞受賞会見
【ワシントン=山本秀也】地球温暖化問題への取り組みで、2007年のノーベル平和賞受賞が決まったゴア米前副大統領は12日、米カリフォルニア州パロアルトで記者会見し、「これはわれわれが直面する難問に対し、世界的な意識を高める好機だ」として、受賞の意義を語った。また、同じくノーベル平和賞受賞者のカーター元大統領は、受賞を祝福すると同時に、ゴア氏の次期米大統領選への出馬を促した。
会見は、ゴア氏が会長を務める非営利団体(NPO)「気候保護同盟」(Alliance for Climate Protection)の事務所で行われた。受賞決定後、ゴア氏が感想を直接語ったのは初めて。同氏は「すぐに仕事に戻りたい。これはただの出発点に過ぎないのだ」などと述べ、温暖化対策の緊急性を強調した。
国連気候変動に関する政府間パネル(IPCC)との共同受賞となったことについては「共同受賞で、より意義深い賞となった」と発言。今後は、受賞の栄誉を環境問題の啓発にどう有効に利用するかを考えたいとの意向を示した。
IPCCと分割して受け取る賞金1000万スウェーデンクローナ(約1億8000万円)については、気候保護同盟に寄付する方針を示した。
一方、2002年にノーベル平和賞を受賞したカーター元大統領は同日、NBCテレビとのインタビューで、ゴア氏の受賞を喜ぶ一方、「個人的な希望としては、この受賞でゴア氏にもうひとつの政治的な大任を検討してほしい」と述べ、次期大統領選への出馬を同氏に促した。ゴア氏の大統領選支持率は、ギャロップ社の調査(今月4〜7日)で10%と、民主党内ではエドワーズ元上院議員と並んでいる。
ただ、ゴア氏は出馬の意向をこれまで否定しており、カーター氏の電話での要請にも、「もう電話しないでほしい」と距離を置いているという。この日の会見でも大統領選出馬の可能性に関する質問には一切答えなかった。
授賞式は12月10日にノルウェーのオスロで行われる。

