ニュース:生活 RSS feed
【早稲田の英語】(32)コンピューター用語 ブラウザなど共通で通用
今やコンピューターは仕事の必需品。特に外国とのやりとりでは、瞬時に情報を交換できるメールの威力はすさまじい。かくいう私も電子メールのスピードに何度助けられたことか。
コンピューター関係の用語の多くはもともと英語なので、日本での用語がそのまま英語として通用するものが多く便利だ。例えば、browser(ブラウザ)、blog(ブログ)、download(ダウンロード)などなどすべて英語でもOK。
ただ、「文字化けする」なんていう表現はどうだろう? 米国では「文字化け」のような特に決まった表現はないが、「変わる」というフレーズのturn intoと、本来は「ゴミ」や「がらくた」を意味するgarbageをくっつけてturn into garbageなどと言ったりする。garbageの代わりにunreadable charactersやillegible letters、つまり「判読不能の文字」などと言ってもよい。また、本来は「歪曲(わいきょく)する」という意味のgarbleを使って、“I found your mail garbled.(あなたのメール、文字化けしていたよ)”なんて言ったりもする。
電子メールが登場する以前は、mailといえばおおかた通常の郵便物を意味したが、今では電子メールを指すことも多い。すると当然、通常の郵便物を電子メールと区別して呼ぶ必要が出てくる。そこで米国でよく使われるのが“snail mail”という呼び方。つまり従来の郵便物を指して「カタツムリ・メール」なんて言うのだ。
こんな呼び方をされては日夜、急いで配達している米国の郵便屋さんも立つ瀬がない。ウサギ・メールは無理だろうが、せめてturtle mail(カメさんメール)ぐらいにしてあげてもよかったのでは。(早稲田大教育学部准教授 石原剛)