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全国初の海軍地下壕施設を発掘 慶応日吉キャンパス
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慶応大学日吉キャンパス(横浜市港北区)で、旧日本海軍の地下壕の一部が発掘され、12日に記者発表が行われた。地下壕には掘削の際に排出された土を運び出すスロープが付設されていたが、このようなスロープが発見されたのは全国で初めてだという。今後の調査によって、当時の建設技術や工程など地下壕建設の実態が解明できると期待されている。
今回調査した施設は4つの地下壕から形成される「日吉台地下壕」の1つ。日吉台地下壕は、東京と海軍の鎮守府があった横須賀との中間にあることや高台にあることから太平洋戦争末期に海軍が中枢機能を置いた大規模な軍事施設。レイテ沖海戦の作戦指揮などは、この地下壕から出された。
発見されたスロープはコンクリート舗装されており、出入り口から左右に約5メートルカーブを描くように作られていた。柱穴があることから、地下壕の出入り口を隠し、爆撃による爆風からも防ぐために、柱に屋根を掛け土をかぶせていたと考えられる。
同大文学部の安藤広道准教授は「記録や記憶を照らし合わせることによって、よりリアルな戦争時の地下壕の解明につながる」と期待を寄せている。
日吉台地下壕は昨年9月から着工された体育館の建設工事の際に発見された。同大は工事を中断し、戦争遺跡などに詳しい有識者からなる諮問委員会を設置。施設の保存と体育館の配置の移動が決定された。
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