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「古本カフェ」静かに文化発信 太宰治関連に特化 映画鑑賞・俳句会を開催 (1/3ページ)
このニュースのトピックス:大学教育
コーヒーを飲んだり、グラスを傾けたりしながら好きな本を読める古書店が続々と増えている。今年生誕100年を迎えた太宰治の関連本に特化した古本カフェ、読書会など文化の発信拠点をうたう古本カフェ・バーなど。出ては消える新刊本と違い、独特の存在感がある古本。活字離れが言われる中で、文化発信の担い手として見直され始めた。(柳原一哉)
太宰ゆかりの地、東京・三鷹にある古本カフェ「フォスフォレッセンス」。広さ5坪余だが、蔵書は文学作品を中心に約1000冊あり、カフェを併設する。大学の卒論テーマも『斜陽』を扱ったという筋金入り太宰ファンの店主、駄場みゆきさん(42)が平成14年に開いた。「太宰作品は女性の気持ちがよく描けている」と評価し、店名も作品名から付けた。
特徴は太宰作品はもちろん太宰を論じた書評など“太宰専用書棚”があること。同時代の小説家、檀一雄や三島由紀夫などの作品も同じ書棚に並べられ、読書欲を心地よく刺激する。
駄場さんは新刊本の書店員の経験があり、真新しい本が書棚に並べられては消えていく様子を目の当たりにしてきた。
「古本なら新刊本のように売れなければすぐ返品するということもない。自分のカラーを打ち出した書棚を作れるのが古本店経営の醍醐味(だいごみ)」と話す。だからこそ、ゆっくり本を選べるようカフェを併設し、気に入れば買えってもらえるようにした。
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