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【橋下流 学力再生】(上)大阪府特別顧問、藤原和博氏に聞く 「教務」が分かる校長を (1/2ページ)

2009.1.5 22:59
このニュースのトピックス橋下府政

 「陰山先生、小河(おごう)先生、藤原先生には、今年も思う存分暴れ回っていただきたい」

 5日の年頭会見で橋下徹大阪府知事は、府教育委員の陰山英男氏(50)=立命館小学校副校長=と小河勝氏(64)=大阪樟蔭女子大講師、府特別顧問の藤原和博氏(53)への強い期待を語った。就任以来、教育改革への意欲を積極的に口にしている橋下知事。3人はそのブレーンともいえる存在である。

 「サボリ屋の校長にとっては最悪の布陣だよね。でも、子供たちと保護者にとっては最強の布陣だと思う」。こう自負するのは藤原氏だ。

 平成15年に東京都の公立小中学校初の民間出身校長として杉並区立和田中学校に着任し、進学塾と提携した有料特別授業「夜スペシャル」などの取り組みで注目を集めた。府特別顧問に就任後は府内約60の中学や高校を回り、一部では、外部講師や地域の大人を招いて社会の仕組みを学ぶ独自の授業「よのなか科」も実践している。

 藤原氏の持論は「校長が変わらなければ教育は変わらない」。府教委に対しても、小中学校での民間出身校長の早期導入を強く訴え、この結果、府教委は起用の時期を当初予定より1年前倒しし、21年度実施とした。

 「『来年じゃなくて再来年でいいでしょ?』みたいな言い方がまかり通っていたんですよ。今いる生徒たちにメリットを与えるという当事者感覚で考えれば、とんでもないこと。知事は緊急事態だと言ってるわけだから」

 これから必要とされる校長は「教員にすべてを押しつけるのではなくて、地域の人材を総動員しようという『ネットワーク感覚』のある人」という。しかし、「“鎖国状態”の学校がいっぱいある。7割方の校長は鎖国をして、その中で王様をやっている」。

 藤原氏は、生活指導と事務だけを得意とする教員が校長になるケースが多いと指摘したうえで、「どうやって教えるのかという『教務』が分かる校長が必要。教務主任をやっていて、かつネットワーク感覚のある人を、もっと若いうちから校長にしようと、府教委に提案している」と話す。

 学力には「情報処理力」と「情報編集力」の2種類があるというのが藤原氏の考え方である。

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