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【社説検証】教科書検定 「審議後の公開は妥当」産読、「議事録出さないとは」朝毎 (2/2ページ)
「審議会を非公開とし、議事録を作らないことについては従来通りだという。教科書作りの指針となる学習指導要領を審議する中央教育審議会が原則公開されていることと比べると、その差は歴然である」と述べ、読売とは逆の立場をとり、次のように続けた。
「そもそも調査官の意見を、検定後にしか知りようがないのも気がかりだ。意見書の内容がその後の審議の基調になるとすればなおさらだ」
毎日も「あるべき公開の姿には遠い」と突き放した。
「事後になってもなお、議事録も出せないというのでは説得力を欠く。『概要』の要件もあいまいで、ふたを開けたら、木で鼻をくくったものだった、ではたまらない」
教育は、いうまでもなく国の礎である。将来を担う子供たちにとって、重要なツールである教科書に国の内外から不当な干渉があってはならない。検定作業に対するさまざまな圧力を排除するためにも検定審の非公開は維持されるべきではないだろうか。
また、産経は自戒を込めて、昭和57年の教科書誤報事件に触れている。当時、旧文部省クラブに所属する新聞、テレビ局の記者は教科書を分担して取材していたが、ある社の記者が得た、検定で日本の中国「侵略」が「進出」に変わったという誤った情報を全社が報じ、外交問題にまで発展してしまった。
これを契機に検定の内容が少しずつ公開されるようになったが、今回、産経は改めて、「文科省の検定担当者やマスコミは常に、この苦い経験を頭に入れておく必要がある」と警鐘を鳴らしている。(津田俊樹)
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■教科書検定に関する各社の社説
朝日
・密室の扉がわずかに開く(5日)
毎日
・公開は内容の充実につながる(7日)
読売
・圧力の排除が透明性の前提だ(7日)
産経
・事後公開が信頼性高める(6日)
〈注〉日付はいずれも12月

