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小学生の暴力事件急増 我慢覚えず「口より手」にとまどう現場 (2/2ページ)

2008.11.20 23:34

 暴力をふるう小学生は上級生になるほど増えてくる。暴力をふるった児童数計5111人のうち、5、6年の2学年だけで計3290人で全体の6割を占める。

 こうした状況について、千葉大教育学部の明石要一教授(教育社会学)は「3〜4年生の遊びのスタイルの変わってきたことが大きい」と要因を挙げる。

 この年代は、仲間うちで空き地で秘密基地を作るなど集団行動を覚え、他者とのコミュニケーションを学ぶ時期だという。明石教授は「しかし今は、その年代の子供から塾に行くなど忙しく、友達と遊ぶ時間も遊ぶ場もない。だから、自分をうまくコントロールできないのでは」と指摘する。

 また、子供の暴力は歯止めがきかないケースが多い。ある50歳代の男性教諭は、はさみを持って、教室で暴れる小3男児を羽交い締めしようとして、振り回されて骨折した。別の女性教諭は、授業中に席を立って騒ぐ子を抑えようとして足をけられたという。

 「今の先生は『子供たちが何を考えているのか分からず、怖い』と不安がっている」と東京成徳大子ども学部長の深谷昌志教授。その一方、「普通に育てればいい。一緒にご飯を食べ、一緒に風呂に入り、声をかけてやること。大人が環境を整えれば、子供の心は開かれるはず」と話す。

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