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【教育】生徒の発想…産学が連携 宮城県立石巻工業高校 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:大学教育
■名産・カキの殻などから浄水装置
全国でも珍しい高校と企業の「産学連携」に取り組む学校がある。カキ養殖が盛んな三陸の海に面し、田園も広がる宮城県石巻市の県立石巻工業高校。地元名産のカキ生産で大量に出るカキ殻や米のもみ殻の廃棄に悩む現状を知った生徒が「カキ殻などから工業製品を開発すれば、ごみが減るのでは」と発案、高校生の発想が企業から注目された。理科離れが懸念される中での挑戦。学校現場を訪ねた。(今泉有美子)
県立石巻工業高校の生徒と企業が開発を進めているのは、カキ殻ともみ殻から作った水の浄化剤「カキもみブロック」と、それを使った浄水装置だ。化学技術科3年の生徒6人が、大学の卒業研究にあたる「課題研究」で、2つの原料から浄水効果の高い浄化剤「カキもみブロック」作りに挑戦。うわさを聞きつけた建設業者「旭洋設備工業」(仙台市)が連携を持ちかけ、カキもみブロックを使った浄水装置を開発することが決まった。
生徒たちは、カキ殻に含まれる炭酸カルシウムと、焼いて炭にしたもみ殻に含まれるシリカに、それぞれ異なった浄水効果があることに注目。細かく粉砕したカキ殻と、炭にしたもみ殻を特殊な薬品で固め、高温で焼き上げる「カキもみブロック」を開発した。
授業を担当する門脇宏則教諭は「カキもみブロックは焼き上げた直後に割れてしまうことが多く、崩れないブロックを作るのに苦労した」と説明する。生徒たちは夏休みを返上し、毎日午後8時ごろまで研究に没頭。8月ごろ、2つの原料を決まった割合で混ぜると、特殊な化学反応を起こし崩れなくなることを突き止めた。
生徒の1人、宍戸亮太君は「割合が1%でもずれるとブロックが崩れてしまうので大変だったが、実験を続けて忍耐力がついた」と振り返る。
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