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「便教会」 教師も生徒もトイレで向き合う 素手・素足で2時間ゴシゴシ… (1/2ページ)

2008.11.4 08:06
このニュースのトピックス学校教育
黙々と便器に向かう高校生ら。見えないところまできれいにしていく=大阪市阿倍野区の大阪府立阿倍野高校黙々と便器に向かう高校生ら。見えないところまできれいにしていく=大阪市阿倍野区の大阪府立阿倍野高校

 「1人1便器。2時間集中して、いい汗を!」。大阪府立阿倍野高校(大阪市阿倍野区)で開かれた「第23回大阪便教会(べんきょうかい)」。小中高の教師、高校生、大学生ら参加者約70人がスポンジと網目状のサンドペーパーを手に、便器磨きに取りかかる。裃(かみしも)を脱ぎ捨て、上から目線ではなく教師が子供と向き合う一歩にと、愛知県の1人の高校教諭が立ち上げた「便教会」がいま、全国的な広がりを見せている。(服部素子)

 土曜日の午前8時、阿倍野高校に同府立城東工科高校の野球部員、京都府立向陽高校の女子バレー部員、大阪産業大学の硬式野球部員と、大阪、京都、滋賀などからやってきた教師や市民が集合。生徒4班、教師班の5つに分かれて、男子トイレ5カ所で掃除が始まった。

 耳を疑ったのは、「掃除は素手、素足で」というかけ声。大阪便教会の母体で「西宮掃除に学ぶ会」(兵庫県西宮市)代表の佐藤弘一さんの言葉だ。記者の驚きをよそに2、3回目の参加という男女15人の生徒らは、サッと靴下を脱ぎ、手際よく防菌スプレーを手にすり込んでいく。

 サンドペーパーのシャッ、シャッという音の響くトイレ内に、「指が痛い」「クッソー、とれへん!」といった声があがる。

 「悪臭の元は、便器にこびりついた尿石。小便器の目皿をはずして、管の奥までしっかりこすって」と佐藤さん。使う洗剤は環境を配慮した自然系。薬品で汚れをとるのではなく、とことん人力で磨きあげる。

 開始1時間、洋式便器を磨いていた高校球児が「きょうは、上出来!」と小さくガッツポーズ。

 個室も合わせて15の便器がピカピカになったところで、次はたわしを持ち、タイルの床磨きに突入した。あっという間に、予定の2時間が近づく。

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黙々と便器に向かう高校生ら。見えないところまできれいにしていく=大阪市阿倍野区の大阪府立阿倍野高校
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