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同志社大が10月に赤ちゃん学研究センター開設へ 日本初 (2/2ページ)
同大では来年度、文学部の心理学科が心理学部に昇格する予定で、今回新たに設置する赤ちゃん学研究センターはその主要機関の一つとなる。研究施設が集積する学研都市キャンパスに置かれ、脳の働きを画像化する最新の機材などを使い、乳幼児を観察対象にして研究を進める。センター長に、日本赤ちゃん学会の小西理事長を迎えることで、発達心理学的アプローチに加え、小児科学や工学、脳科学など多分野に研究範囲が広がることになる。
研究成果は、講義などで心理学部などの学生たちにフィードバックするほか、子育て中の親や保育関係者を対象にした公開講座なども行う。保育施設の巡回相談も実施して赤ちゃん学を応用したアドバイスを行い、臨床現場で乳幼児の発達的な問題を解決していきたい考えだ。
同大は以前から赤ちゃん研究が盛んで、文学部心理学科と大学院文学研究科心理学専攻で進めてきた。心理学科の内山伊知郎教授が、平成18年6月に日本で初めて開かれた国際赤ちゃん学会(京都)で大会長を務め、国際的な信用も高めた。17年6月には「こころの生涯発達研究センター」を設置し、乳幼児の発達メカニズムについてもさまざまな角度から分析しており、今後は赤ちゃん学研究センターとの連携を図る。
学研都市キャンパスは理医工系研究の拠点として18年11月に誕生。「生命医科学研究センター」などがあり、赤ちゃん学研究センターも一翼を担うことになる。
同大心理学部設置準備室長の内山教授は「心理学部が目指している基礎研究と臨床現場の橋渡しをスムーズにし、赤ちゃん研究の発展に大きく貢献できるものにしていきたい」と話している。センター長就任予定の小西・日本赤ちゃん学会理事長は「これまでの日本の赤ちゃん研究の蓄積を生かし、京都から世界に向けて新たな情報発信をし、育児の現場に還元していきたい」と抱負を語った。