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【教育動向】お子さまが将来、英語をどのくらい使えるとよい?
アンケート期間 2008/6/11〜2008/6/12
回答者数:1,310人(就学前 114人、小学生 742人、中学生 292人、高校生 108人、大学生 37人、その他17人)Benesse教育情報サイトメンバー
国際化、グローバル化という言葉は今ではとても身近なものになりました。海外旅行が特別なことではなくなり、インターネットで世界中の人々と情報のやりとりをすることが可能になった今、英語は特別なスキルから現代に生きる者として必要な素養へと変わりつつあります。さらに2011(平成23)年には小学校で「外国語活動」が必修化されます。国際共通語としての英語の重要性が高まるなか、保護者は、子どもと英語の接点についてどのように考えているのかを調査しました。
過半数の子どもは英語が好き
最初に、子どもが英語に興味を持っているかどうかを聞きました。
「とても好き」「まあ好き」の合計が50%を超えました。今回のアンケートに回答いただいたかたのお子さまは、比較的、英語好きと言えそうです。回答をお子さまの学齢別に見ると、高校生よりも中学生、さらに小学生と、下の学校になるほど、好きと答える割合が増えています。教科としての授業やテストが行われないうちだからこそ、英語が好きでいられるというのが現状なのかもしれません。
保護者の意識のグローバル化も進行中
社会のグローバル化が進むなか、保護者は子どもに英語をどれくらい使えるようになってもらいたいと考えているのでしょうか。
最も多かった答えは、「個人的な海外旅行で困らない程度」でした。回答の理由をフリーアンサーでたずねたところ、「旅の楽しさを高めるために必要」と考える保護者が多数でした。「入試で困らない程度」では、「子どもがそれほど英語に強い関心を示していないが、せめて入試レベルくらいはできるようになってほしい」と考えている保護者が多いようです。
2番目の「仕事で海外出張や海外担当業務ができる程度」という答えは4分の1を占め、「海外赴任が可能で、日常生活、仕事でも大きな問題なく即戦力になれる程度」「英語での交渉、プレゼンテーションやマネジメントなどどのような場面でも対応できる程度」と回答した保護者と合計すると、4割を超えました。「国際化の時代、英語はできて当たり前」と考えている保護者も確実に増えているようです。
英語に親しませるには、まず音声から
では、子どもの英語への興味・関心を高めるため、保護者は家庭でどんなことをしているのでしょうか。
「英語の歌を聴かせる」が最も多い結果となりました。さらに、「英語のTV番組を見せる」「英語学習のリスニングCDを聴かせる」「英語の映画やドラマを日本語字幕で見せる」が続き、音声や映像を通して英語に対する興味・関心を高めようとしていることがわかります。また、「その他」という回答の詳細を見ると、携帯ゲーム機の英語学習ソフトや通信教育講座などを利用しているケースも多く見られました。さらに、「海外旅行に連れていく」という保護者も。保護者は子どもに合った学習ツールや体験の場を、積極的に与えているようです。
海外留学に行くのは早くても高校生になってから
では、保護者の積極的な働きかけが功を奏して、子どもが将来、海外留学を希望した場合、どのくらいの学年であれば行かせてもいいと考えているかを聞きました。
回答では、「大学生」が39.8%、次いで「高校生」が37.1%となり、中学生以下での海外留学を認める保護者を大きく上回りました。その理由を見ると、やはり学齢が下の段階での留学は安全面で心配とする答えが多く、さらに「学年にかかわらず行かせないと思う」と考える保護者(9.8%)もほとんどが「危険だから行かせない」と答えています。国際社会で生きていくためには英語は必要だが、留学するなら高校生以上という考えがまだまだ一般的なようです。
一番身近な検定試験は「英検」
これまでに子どもに英語の検定試験を受けさせたことがあるか、あれば、どのような試験を受けさせたのか、そして理由について聞きました。
これまでに子どもに英語の検定試験を受けさせたことがある保護者は、22.7%でした。今回の調査にご協力くださった保護者の子どもは、そのおよそ9割が中学3年生以下ですので、検定試験を受けるのはまだこれからのことと考えている家庭が多いようです。
なお、実際に検定試験を受けさせた保護者に、どんな試験だったのかをたずねたところ、英検(実用英語技能検定)がおよそ8割と圧倒的な多さでした。現在英検は、英語を習い始めたばかりの人(中学1年生程度)を対象にした5級試験から用意されていますが、小学校の英語活動で初めて英語に触れた子どもを対象にしているのが児童英検です。ブロンズ・シルバー・ゴールドの三つのグレードで試験が行われており、この児童英検を受けさせた保護者も22.9%に上りました。
検定試験を受けさせた理由は「学習のモチベーションアップのため」が33.9%と最も多く、次いで「英語の上達のため」「入学試験で有利になるので」と続きます。また、「学校で受験が必須となっている」というケースも目立ちました。
アジアの言語への保護者の関心もアップ!
最後に、子どもに英語以外で親しんでほしい言語、使えるとよいと思う言語についてたずねました。
一番多かったのは「中国語」で、回答者963人の48.2%になりました。理由を聞くと「これから一番仕事などで関わりそうなのが中国」「世界人口の25%以上の人が使っている言語であり、世界に目を向けるのであれば英語と同様以上に必要な言語だと思う」など、経済の発展を背景にした国際社会における中国の重要性の高まりを指摘する声が目立ちました。また、同じアジアの言語である韓国語も高い支持を集めましたが、「隣の国だから」「今後重要になる」といった使えると役立つからという実利的な理由が目立ちました。一方、やはり高い支持を得たフランス語は、公用語として、また第二外国語として親しんだ保護者も少なくないことから、「旅行や趣味に役立つから」「なんとなく好き」という声が多く挙がりました。
国際化が進み、英語をはじめ日本語以外の言語を使う人たちとコミュニケーションすることが、今後、ますます日常の風景として定着してくるでしょう。入試で生かせる、ビジネスに役立つなど、外国語を学ぶ理由はさまざまですが、外国語ができることで多くの人と交流することができ、自分の世界を大きく広げることができるという楽しさは格別なものではないでしょうか。英語を学ぶすべての子どもたちが、外国語を学ぶ楽しさに気付き、そしてずっと忘れないでいるように、大人である私たちはサポートしていきたいものです。
(提供:Benesse教育情報サイト)








