MSN Japanのニュースサイトへようこそ。ここはニュース記事全文ページです。
[PR]

【教員採用汚職】地方ほど高倍率 “狭き門”が影響?

2008.7.8 22:37
このニュースのトピックス団塊の世代

 大分県の教員採用試験をめぐる汚職事件の一因は、地方の採用試験の高倍率にあるとの声が上っている。教員志願者に対し、採用枠はわずかで、10倍を超す競争率の県も少なくない。地方では、親が子供に同じ教員を目指してもらいたいとの“信仰”も根強い。

 地方の教員採用は抑制が続いている。大分県の場合、平成19年度の小学校教員採用試験の受験者は476人で採用者40人。実質倍率は11・9倍だ。秋田県は志願者443人に採用は16人、倍率27・7倍。青森県も志願者747人に採用者は63人、倍率11・9倍と九州や東北各県は軒並み10倍を超し、今年度もこの傾向は変わっていない。

 理由について大分県教委は、(1)少子化の進行(2)市町村合併などによる学校の統廃合−を挙げた。さらに地方では団塊世代の退職も少なく、「本当はもっと採用したいが行革推進法の規制もあり不可能」(秋田県教委)との声も漏れる。一般に地方の教員志望者は地元志向が強いとされる。

 宮崎県教委も「統計は取っていないが今年の受験者も多くは県内出身者だ」という。中部地方の小学校教員は「大分の事件の根底には地元に残ってほしいという親の願望があったのではないか」と推測する。

 管理職試験も厳しさを増している。東京都のように管理職希望者が不足して主幹教諭(管理職の一つ)を配置できないのは例外だ。ある教育委員会の職員は「試験に合格してから10年たたないとポストが空かず教頭になれない」という。

 学校教育に詳しい尾木直樹法政大教授は「学校は建前だけでも真実や正義を大切にするところ。教委の幹部や校長が自ら罪を犯してどう子供に説明するのか。大分県教委に自浄作用がなければ文部科学省が乗り出すべきだ」としている。

[PR]
[PR]
PR
PR

PR

イザ!SANSPO.COMZAKZAKFuji Sankei BusinessiSANKEI EXPRESS
Copyright 2009 The Sankei Shimbun & Sankei Digital
このページ上に表示されるニュースの見出しおよび記事内容、あるいはリンク先の記事内容は MSN およびマイクロソフトの見解を反映するものではありません。
掲載されている記事・写真などコンテンツの無断転載を禁じます。