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【記者ブログ】「モンスターペアレント」という言葉 池田証志 (3/5ページ)
この記事には、「理不尽な親の行動表」のようなものを添付した記憶があります。ドラマでは、そこに記したような話が多々出てくることでしょうが、いずれも事実に基づくストーリーだと思います。
その3カ月後、この記事のスピンアウトで書いたのが、給食費未納問題の原稿でした。
マスコミは長い間、「給食費を払えない親=経済的弱者」という固定観念に囚われていました。様々なものの見方を提示する企画やコラムでは少しずつ伝えられていましたが、ストレートニュース仕立てで掲載したのは、初めてだったようです。朝のバラエティー番組で大きく取り上げられ、大きな話題になりました。記事を以下に掲載します。給食を「払えない」のではなく、「払わない」というのがミソです。ドラマでも第3話あたりでテーマになるようです。
給食費払わん 教師やPTA立て替え…法的措置も
2006年10月01日 産経新聞 東京朝刊 1面
■お金はあるのに「義務教育だから」「頼んだ覚えない」「止めてみろ」
家計にゆとりがあるのに給食費を払わない保護者が増えている。あまりの悪質ぶりに、法的措置を取る自治体が相次ぐ。未納分を学校側が立て替えたり、給食の質や量を下げて対応している事実は、教育界では“公然の秘密”。生活保護に上積みされた給食費を別の出費に流用する保護者もいるほどで、きちんと払っている保護者や教職員たちから非難の声が上がっている。(池田証志)
「高級外車を乗り回し、携帯電話に何万円も払っているのに、給食費は払わない保護者がいる」。文部科学省にはこんな報告が相次いで寄せられている。外車に乗るような世帯だけではない。国や自治体は所得により生活保護に給食費分を上乗せして支給しているが、それでも給食費を滞納する保護者も多いという。
小学(低学年)で月3900円、中学で月4500円の給食費(文科省発表の全国平均)。宇都宮市は9月12日、給食費を滞納している保護者38人に、支払い督促を宇都宮簡裁に申し立てた。4月には仙台市が、翌5月には北海道根室市が同様の措置を取っている。支払いに応じなければ、裁判所による差し押さえの処分が下ることになる。
宇都宮市の調べでは、5月1日時点で、702人分の給食費が3カ月以上未納で滞納総額は3290万円。中学校21校中20校、小学校59校のうち40校で未納者がいた。未納者がいない学校の方が少なかった。
北海道芦別市では昨年3月、支払い能力がありながら支払う意思がない「特定滞納者」に行政サービスの一部停止や住所、氏名の公表などを認める条例を可決した。
佐賀県多久市では一昨年、給食費の納付を約束する保証人付きの「確約書」を全保護者に求めた(昨年度で廃止)。山梨県笛吹市でも「連絡なしに滞納した場合は給食停止」という同意書を保護者に提出させた。