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【公教育を問う】第5部(4)古典・幼少期から親しみ重要 (1/3ページ)
このニュースのトピックス:言語・語学
「祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり 沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらわす」
東京都足立区の私立「いずみ幼稚園」。4歳児が集まる百合(ゆり)組の白板に、『平家物語』の文章が張り出された。
漢字仮名交じり文で振り仮名はないが、約30人の園児らは女性教諭の声に続けてスラスラと音読、元気な声が室内を響き渡った。落ち着きのない子は一人もおらず、就学前には見えない。
一通り読み終えると、今度は『竹取物語』だ。教諭は読み聞かせしながら、物語のキーワードを書いた漢字のカードを白板に張りつけていく。
「命」「結婚」「玉」「宝物」「不思議」…。読み終えたときには、カードは20枚に達している。
すると、ゲームが始まった。教諭はカードを1枚抜き出す。いったん顔を伏せた幼児が覚えていた漢字を当てるという形式だ。先を争うように手を挙げる。
同園の小泉敏男園長(56)は「一見、難しく見えるかもしれないが、幼児の吸収力は大人の想像力を超えている。言葉の意味が分からなくても、繰り返すことで体に入っていく」と話す。

