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これも愛情、布おむつ再び 「環境」後押し 併用派4人に1人

2008.6.21 08:45
このニュースのトピックス学校の現場レポート
水遊び用(手前)と通常のおむつカバー。バンビーノミオ製品は多彩なデザインが人気 東京都渋谷区の「AirBuggy代々木公園店」水遊び用(手前)と通常のおむつカバー。バンビーノミオ製品は多彩なデザインが人気 東京都渋谷区の「AirBuggy代々木公園店」

 赤ちゃんを育てる母親たちの間で、昔ながらの「布おむつ」の人気が高まっている。とくに紙おむつとの併用派は4人に1人に上るという調査もある。布おむつは洗濯などの手間はかかるが、ゴミの削減につながる上に、繰り返し使えば家計にもやさしい。おしゃれなカバーを売りものにした海外製品が輸入され、オリジナル商品を復活させる百貨店も出てきた。(海老沢類)

 「肌触りが心地いいのか、子供もうれしそう」。東京都練馬区に住む月川佳奈さん(26)は長男の沙羅(さら)くん(10カ月)の誕生以来、布おむつを使い続けている。きっかけは、妊娠中に訪れた先輩ママたちの家で、ゴミ箱にあふれる大量の紙おむつを目にしたこと。「手軽さに頼ってばかりいると、ゴミは増える一方。できるだけ無駄をなくしたかった」。お出かけにはポリ袋を持参し、取り換えた布おむつを持ち帰る徹底ぶりだ。

 「繰り返し購入する手間が省ける上に、洗濯して干すときには子育てしている実感が得られます」

 月川さんが愛用するのが、英国のトップブランド「バンビーノミオ」の製品だ。汚れやすい中央部は耐久性や吸収性を高めるために6層構造になっており、通常製品の3〜4倍の厚さ。星や水玉といったポップなデザインを施したカバーも人気だ。国内ではGMPインターナショナル(東京)が昨年9月から、直営店やネットなどで販売している。おむつ12枚とカバー3枚のセットで1万7000円〜9000円台と高価だが、昨年末ごろから売れ行きが急伸し、国内のユーザーは1万人を超えた。

 GMPインターナショナル営業部の金光裕子さんは「かわいらしく、おしゃれな柄なので、産着との組み合わせも楽しめる。環境への配慮に加え、『2人目、3人目にも使うのなら経済的』と考えて布製品を購入する人も多い」と話す。

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 百貨店のベビー衣料品売り場や通販雑誌などでも布おむつの人気は上昇中だ。

 高島屋はオリジナルの布おむつを今年9月にも復活させる。吸収性を高めるために通常の製品より厚手のドビー織り生地を使用。10枚セットを4000円程度で売り出す計画だ。

 同社は約40年前からオリジナルの布おむつを販売してきたが、紙製品の普及とともに需要が激減。5年ほど前、製造元の廃業を機に販売を終えた。ところがここ2、3年、中高年客などから「以前使っていた高島屋オリジナルの製品を贈答用に購入したい」といった要望が多数寄せられるようになったという。

 川嶋直子アシスタントバイヤーは「おむつ替え作業自体が親子のコミュニケーションにもなる。利益を減らしてでも手に取りやすい価格で提供したい」と話す。

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 リクルート発行の通販雑誌「赤すぐ」も2年ほど前から、ファッション性に優れた海外ブランドの布製品を毎号掲載。読者の反響は大きく、特集企画への要望も多いという。

 同誌が3月に読者104人を対象に行ったアンケートでは、布おむつのみを使っていた人は1%にとどまったが、布と紙の併用派は25%に上った。「洗濯や頻繁な交換など便利さの対極にあるものだからこそ、愛情表現の一つとして使い始める例もある。布と紙を臨機応変に使い分ける層がじわじわと増えている」と大井麻希編集長。

 GMPインターナショナルによると、家庭ゴミの削減に本腰を入れる英国では、過去5年間で布おむつの普及率が2%から15%程度にまで伸びたという。環境意識の高まりに合わせ、国内でも布おむつを見直す動きがさらに広がるかもしれない。

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百貨店でも布おむつは人気。「指名買い」が増え、品薄になることも=日本橋高島屋のベビー衣料売り場
水遊び用(手前)と通常のおむつカバー。バンビーノミオ製品は多彩なデザインが人気 東京都渋谷区の「AirBuggy代々木公園店」

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