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1人の教授の人生を決定づけた化石
【テンピ(アリゾナ州)=USA TODAY(アン・ライマン)】世界で最も有名な化石「ルーシー」の発見者は今も彼女から離れることができない。アリゾナ州立大人類起源研究所のドナルド・ジョハンソン教授の部屋には、樹脂製のアファール猿人の頭蓋骨(ずがいこつ)が飾られている。
1974年、ジョハンソン教授らはエチオピア北東部のハダールで化石人骨を発見した。
発見当日は日曜日。ジョハンソン教授は学生たちと一緒に、38度近い猛暑のなか、化石の発掘作業を行っていたとき、茶灰色の物体を見つけたという。6・35センチの化石は人間のひじのように見え、周囲を掘ったところ、あご、臼歯、足や腕、頭蓋骨の一部とみられる320万年前の化石が見つかった。
車に積んでキャンプに戻り、その晩はビールで貴重な発見を祝ったという。そのとき、テープレコーダーから流れていたのがビートルズの「ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイヤモンド」。ジョハンソンのガールフレンド、パメラさんが「ルーシーという名にしたら」と提案、この化石人骨はルーシーと名付けられ、世界中に広まった。
ルーシーはエチオピア政府の許可を得ていったん、米国に持ち込まれたが、1980年にエチオピアに返却された。その後も、ジョハンソン教授はルーシーに会うため、何度もエチオピアに通ったという。
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