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【大人のなり方】時は金なり 給料明細で仕事の再点検を
このニュースのトピックス:学校教育
今日は少しシビアな話をしよう。仕事と時間とお金の関係について、である。
仮にあなたの毎月の給料(所定内賃金)を20万円としよう。1カ月の労働時間を168時間とすると、1時間当たり会社が必要とするあなたの人件費はいくらになるだろうか。
(1)約1200円
(2)約1600円
(3)約2000円
まじめな人は電卓をたたいて1190円と計算したかもしれない。「何だ、アルバイトの時の時給1200円とそんなに変わらないではないか」と思っただろう。しかし、この計算だとボーナス(賞与)はもらえないことになる。
会社の立場で考えると社員にかかる人件費は毎月の賃金だけではない。賞与、残業代、法定福利費(年金などの社会保険料の会社負担分)、通勤交通費その他の諸々の費用を含めたものが総人件費になる。所定内賃金を100とすると、総人件費は172程度必要である(厚生労働省『就労条件総合調査』などによる推計値、2006年)。
これをもとに、あなたの時給を計算し直すと、2047円になる。(3)の2000円程度が正解だ。
学生はお金を出して勉強するが、社会人はお金を稼ぎ出すために仕事をしなければならない。1時間の仕事によって、どのような価値を生み出すかが問われる。まさに、時は金なりである。時間の重要性を改めて認識してほしい。
初めての給料を受け取った人も多いはずだ。給料明細をじっくり眺めて、この1カ月弱の仕事ぶりを点検していただきたい。(日本監督士協会常任理事・佐藤方俊)