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「勉強ばかりではろくな人間ができない」 都教育委員の瀬古利彦氏
このニュースのトピックス:学校教育
元マラソン選手で東京都教育委員の瀬古利彦氏が17日、中野サンプラザ(中野区)で開かれた教育行政の会合に出席し、都内の公立小中高校長約2300人を前に「勉強ばかりではろくな人間ができない」、「人がしてほしいと思うことをしてあげなさい」などと“瀬古流”の教育論を披露した。
瀬古氏は「スポーツをやったことは勉強よりもよっぽど心の中に残っている。夏の苦しい練習後に食べたスイカの味は覚えている」と笑いを誘いながら、「勉強ばかりではろくな人間ができない」と持論を展開。
「スポーツで私立に負けない都立にしたい」と意欲を見せ、教員が数年程度で異動することに触れて「(部を)強化するには最低でも10年、15年かかる」と指摘。「生徒をただ集めればいいというものではない。いい生徒を呼んでも教えるのは指導者だ」と指導者の重要性を力説した。
さらに、師匠の中村清氏(元早大競走部監督)から「人がしてもらいたいと思うことをあなたがしてあげなさい」とたたき込まれたエピソードに触れ、「教育も同じ。生徒がしてほしいと思うこと、教員がしてほしいと思うことをしてあげなさい」と真剣に語った。
瀬古氏は昨年12月、永世棋聖の米長邦雄氏の後任として都教育委員に就任。就任早々、都教育長に「教育委員はキャバクラに行っちゃダメなの?」と質問するなど、“爆弾発言”で注目を浴びている。