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【Re:社会部】「仰げば尊し」にヒント
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卒業式の季節です。オリコンの定番卒業ソングの調査によると、中高生では『旅立ちの日に』が、定番の『仰げば尊し』(2位)に大差をつけて首位になりました。埼玉県の中学教諭が作った歌で、SMAPがCMソングで歌ったことで浸透したそうです。
『仰げば…』が廃れてきた裏には価値観の変化があるようです。先生と生徒の関係は「師弟」から「友達」に変質。「わが師の恩」と歌っても、今時の子供には違和感があるのかもしれません。「将来偉くなりたい」という子供も減少。音楽の教科書では、立身出世を促す2番が削除されています。
破廉恥教員の懲戒処分が相次ぎ、指導力不足教員が問題化しています。一方、何でも学校のせいにする「モンスターペアレント」が登場。家庭の教育力の低下が指摘されます。教育現場では、学校側と保護者・子供側が相互に不信感を抱いているといわれます。
ただ、取材する限り、多くの先生はまじめで熱心です。尊敬の念が薄れてきたことが、相互不信の悪循環を助長している気がしてなりません。実は、『仰げば…』には、教育再生のヒントが隠されているのではないでしょうか。古くさくなった今、改めてかみしめたいものです。(博)