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「五感を刺激」…病気・障害持つ子供、おもちゃで心の栄養補給 (2/2ページ)
このニュースのトピックス:癒やし・ペット
国立成育医療センターの久保田雅也・神経内科医長は「おもちゃ遊びは、リハビリテーションのような直接的な治療を目的としたものではないが、治療の可能性を広げる一助になる。ここ(ライブラリー)は難病や障害を持つ子の親にとっても癒やしの場。親子で楽しい時間を過ごすことで、長く厳しい治療にも前向きになれる」と話す。
子供にとって「遊び」は生活の一部であり、社会性やコミュニケーション能力を身につける重要な手段でもある。だが、難病や長期入院を強いられた子供は他の子と遊ぶ機会が少ないのが実情だ。ここ数年はプレールームを設置したり、院内保育士を配置したりする病院も増えてきたが、まだ少数派にすぎない。
約20年前からおもちゃの歴史や文化に精通した専門家としてコンサルタントを養成してきたNPO法人「日本グッド・トイ委員会」(東京都中野区)は、病児の遊び支援を各地で展開している。
「健康な子供と同じように病気の子供にも楽しく豊かな時間を過ごしてほしい」と、国立成育医療センターのほか、順天堂大学病院(東京都文京区)や神奈川県立こども医療センター(横浜市)にもボランティアを派遣。玩具の寄贈や、母親向けの手作りおもちゃ教室などを開催する。
委員会の多田千尋理事長は「子供の成長にとって、食事と同じように遊びは必要不可欠。病院内で“心の栄養失調”になっている子供の心に栄養を与え、治療の苦痛や緊張、不安を和らげるためにも遊びの環境整備が重要」と訴えている。
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「病児の遊びとおもちゃケア」をテーマにした公開セミナーが22日、国立成育医療センターで開かれ、医療関係者による講演とパネルディスカッションが行われる。問い合わせは(電)03・5367・9601。

