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【学力低下、学級崩壊、悩む先生… 真犯人はこいつだ】(106)
このニュースのトピックス:学校教育
■基本を習得させるな?
新しい学習指導要領案が発表された。学力低下への対策が示されており「基礎的な内容を習得させるために、くり返し学習させることも大切だ」という意味のことが書かれている。
いかなる教育の場でも「習得させる」ことが目的である。
自動車学校では運転技術を習得させ、スイミングスクールでは泳ぎ方を習得させる。
しかし、学校は習得させなくても卒業させるし、教師は処罰されない。かけ算九九を習得させないで、「履修させた」ことで済んでいたのである。
私は「履修システム」の学校に「習得システム」を入れたことは大きな前進だと考える。
ところが、1時間の授業で1問しか教えない「算数の問題解決学習」の教師は、これを破壊しようとしている。
かつて「学習指導要領の算数の執筆協力者」であり「教科書の執筆者」であった大家は、講演会で次のように主張した。
「学習指導要領の改訂で、習得とか、習熟とか言われていますが、重視しない方がいい」
習得を無視しろと言い、さらに本音を語った。
「基礎・基本の重視とありますが、こんなことをしてはいけません。国際的に活躍できる子を育てることができません」
算数の学力崩壊は、こうした大家が日本の算数教育の中枢にいるから起きた。
(TOSS(教育技術法則化運動)代表 向山洋一)