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【75歳の挑戦 地球の頂点】(3)大きい個人差 進む対策 (2/3ページ)
このニュースのトピックス:地球の頂点へ 三浦雄一郎、75歳の挑戦
身体状況の確認には最近、採血せずに血液中のヘモグロビンの酸素量を測れる超小型のパルスオキシメータ(血中酸素飽和濃度計)が活用されている。また、ふくらませると内部が高圧に変化する携帯型加圧装置「ガモフバッグ」は、脳浮腫や肺水腫の患者に有効で、携行するツアー会社も増えてきた。
高度馴化(じゅんか)には個人差が大きく、まだ解明されていないことも多い。三浦雄一郎(75)は、順天堂大の白澤卓二の遺伝子レベルの研究にデータを提供している。
不整脈を抱える三浦は小型の心電図計測器を登頂の前線基地まで運び込み、測定データを衛星で医師に送って万一に備える。「自分が実験台になって役立てば」という三浦には、高所医学と医療機器の進歩に支えられているという実感がある。
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ヒラリーが53年にエベレスト初登頂を果たしたとき、酸素ボンベの重さは13キロだったが、現在は3キロ。道具もツアーも進化した今日、日本人の商業公募隊参加者には、世界で最も高齢者と女性が多い。「素晴らしいことだが、リスクも大きい」と元日本登山医学会長の増山茂は指摘する。

