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【75歳の挑戦 地球の頂点】(3)大きい個人差 進む対策 (1/3ページ)

2008.3.9 21:58
このニュースのトピックス地球の頂点へ 三浦雄一郎、75歳の挑戦
チョモランマ挑戦に備え、低酸素室で運動をしながら心電図のモニタリングを行う三浦雄一郎さん(右)。医療データは登山計画に極めて重要だ=東京都渋谷区チョモランマ挑戦に備え、低酸素室で運動をしながら心電図のモニタリングを行う三浦雄一郎さん(右)。医療データは登山計画に極めて重要だ=東京都渋谷区

 アルピニストの野口健(34)は、これまで37回ヒマラヤへ行っている。行動・滞在する標高を徐々に上げて高度に身体をならしていくが、毎回必ず高山病になる。頭痛と吐き気が主な症状だが、眠りに就いてしばらくすると息苦しさを感じて深呼吸し、全身を確認する。これが癖になり、平地でも約2時間おきに目が覚めてしまう。

 初めてエベレストに挑んだ1997年。野口は7600メートル付近で眠り込んでしまい、5時間後に救助されたときは肺水腫を起こしていたため、撤退した。初登頂を果たした99年、同行の英国人男性=当時(23)=は下山中、8800メートル地点で突然ザイルをぱっとほどくと飛び降り、死亡した。「高山病は本当に怖い」。野口の実感だ。

     ◇

 頭痛や嘔(おう)吐(と)、倦怠(けんたい)感、睡眠障害などの症状が起こる急性高山病は3500メートル以上に急に登ればほとんどが経験し、うち10%は重症化するとされている。中には脳浮腫、肺水腫に進展するケースもあり、予防と治療にはまず高度を下げることが必要だ。

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チョモランマ挑戦に備え、低酸素室で運動をしながら心電図のモニタリングを行う三浦雄一郎さん(右)。医療データは登山計画に極めて重要だ=東京都渋谷区
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