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【75歳の挑戦 地球の頂点】(3)大きい個人差 進む対策 (1/3ページ)
このニュースのトピックス:地球の頂点へ 三浦雄一郎、75歳の挑戦
アルピニストの野口健(34)は、これまで37回ヒマラヤへ行っている。行動・滞在する標高を徐々に上げて高度に身体をならしていくが、毎回必ず高山病になる。頭痛と吐き気が主な症状だが、眠りに就いてしばらくすると息苦しさを感じて深呼吸し、全身を確認する。これが癖になり、平地でも約2時間おきに目が覚めてしまう。
初めてエベレストに挑んだ1997年。野口は7600メートル付近で眠り込んでしまい、5時間後に救助されたときは肺水腫を起こしていたため、撤退した。初登頂を果たした99年、同行の英国人男性=当時(23)=は下山中、8800メートル地点で突然ザイルをぱっとほどくと飛び降り、死亡した。「高山病は本当に怖い」。野口の実感だ。
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頭痛や嘔(おう)吐(と)、倦怠(けんたい)感、睡眠障害などの症状が起こる急性高山病は3500メートル以上に急に登ればほとんどが経験し、うち10%は重症化するとされている。中には脳浮腫、肺水腫に進展するケースもあり、予防と治療にはまず高度を下げることが必要だ。

