ニュース: 生活 RSS feed
暮らしの中に大学特許 新たなビジネスチャンスも
このニュースのトピックス:大学教育
大学などの研究成果から生み出された特許は、新たな商品や技術としてビジネスチャンスを作り出し、医療や健康、環境など日常生活の場面で活用されている例も少なくない。
世界で初めて動いているDNAを撮影した顕微鏡を発明したのは金沢大(石川県)。平成17年度に特許を出願、日独米の3社に技術移転した。進展が目覚ましい遺伝子研究への貢献が期待されている。
聖マリアンナ医科大(神奈川県)は皮膚再生の研究過程で開発したナノテクノロジー(超微細技術)を利用し、皮膚細胞に有効成分が行き渡る化粧品を開発。同医科大などが設立したベンチャー企業の収益の柱に成長した。日本原子力研究開発機構(旧日本原子力研究所、茨城県)が発明したゲル状のばんそうこうは細菌が入りにくく、傷の治りも早いとして全国で2000以上の病院が採用、患者の負担を軽減している。
大豆が原料で「インドネシアの納豆」と呼ばれる発酵食品「テンペ」の製造方法で特許を出願したのは明治大(東京)。フードコーディネーターとも協力し、大豆のほか発芽玄米も原料に加え、理想の栄養バランスを追求した食品となった。
諏訪東京理科大(長野県)は耐熱ボードなどを使ってアスベスト(石綿)を無害化する技術を開発。日本大(東京)が作ったのは、ごみ焼却灰や産業廃棄物から保水機能が高いコンクリートブロック。歩道などに利用され、吸収した水の気化熱でヒートアイランド現象の緩和に一役買っている。