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【学力低下、学級崩壊、悩む先生… 真犯人はこいつだ】(102)
このニュースのトピックス:メディア倫理
■ゆっくりやってみせる
「やってみせ、言ってきかせて、させてみて、褒めてやらねば人は動かじ」
驚くほど教育の要諦をついた言葉だ。ここで極めて大切なのは「やってみせ」だ。
人は何か教えるとき「行動」ではなく「言葉」で教えようとする。学校の教師も多くは言葉で教えようとする。ところが、言葉は多ければ多いほど分からなくなるものなのだ。
子供が分からない顔をしていると、さらに熱をこめて長々と説明する教師がいる。子供はますます分からなくなる。
私は教師のセミナーで「言葉を削れ」と強調する。「9割削って1割だけにせよ」という。
優れた教師は言葉が短い。何の学習活動をするのか「作業指示」が明確だ。未熟な教師は言葉が長い。作業指示もあいまいだ。幼児に親が教えるとき、やってみせることが重要だ。
「ゆっくり、ゆっくりやってみせる」のである。子供はジーッとみている。
何回も見せた後にやらせてみる。もちろん、うまくいかない。ここでしかっては駄目だ。
励ますのである。褒めるのである。何日かすれば立派にできるようになる。子供は自信がつくし、学び方を学習したことになる。「しかる、どなる」のは教育ではない。子供の才能をつぶす。「ゆっくりやってみせ」「まねをさせ」「ほめる」。これが幼児教育の基本である。(TOSS(教育技術法則化運動)代表 向山洋一)