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道徳教材に国庫補助 文科省、小中学校で普及促進

2008.2.9 00:11
このニュースのトピックス学校教育

 小中学校の道徳教育の教材について文部科学省は8日、平成21年度にも国庫補助制度を導入する方針を固めた。中央教育審議会の教育振興基本計画特別部会で示した。財政支援が明示されたのは初めて。

 学校や教育委員会が小中学生に配布する適切な教材を財政支援し、準教科書として活用させる。教科でないために教材が1冊しかない学級も多く、普及を促進する狙いもある。

 道徳の授業は他教科への流用も目立ち、教員の熱意に温度差がある。規範意識を重視する教育再生会議は、検定教科書を作成して新たな枠組みの教科「徳育」を創設するよう強く求めていた。

 中教審は教科化の是非について言及せず見送ったものの、充実策は必要だと強調した。文科省では、中長期的な教育振興基本計画に国庫補助制を盛り込むことで予算措置を担保。道徳充実策の要として理解を得たい構えだ。

 現在、道徳の教材は民間で10社前後が発行しているとされる。地方自治体では京都市をはじめ、高校で道徳を必修化した茨城県などが独自に作成している。

 アニメ「ドラえもん」の声優だった大山のぶ代さんが自身の声に引け目を感じつつも大成した実話から個性を考えさせたり、児童作文を題材にボランティアの大切さを学ばせたりと内容は多岐にわたっている。

 ただ、文科省の道徳教育推進状況調査(平成15年度)によると、副読本を学校備え付けにしている小中学校は半数弱で、普及はしていない。このため、同省は、普及を促進しようと、財政措置を取ることにした。

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