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「夜スペ」スタート、特効薬か劇薬か 杉並区立和田中 (3/4ページ)

2008.1.26 20:11

 ゆとり教育が学力低下の不安を呼んだのと並行し、塾に通う子供は増え、昨年行われた全国学力テスト時のアンケートで、通塾率は小6で45%、中3で60%だ。中3の場合、大都市では66%と高い半面、僻地(へきち)では30%。

 また学校現場では「浮きこぼれ」「吹きこぼれ」という言葉がある。学習内容が大幅に減った学校の授業だけでは指導しきれない中上位層のことで、「落ちこぼれ」と逆の意味だ。

 塾のない地方では「浮きこぼれ」をどう指導するか課題だ。

 茨城県鹿嶋市では塾経営者を市の教育委員会事務局に迎えた。

 昨年3月まで学習塾を経営、現在は市教委事務局部長(教育部長)として公立校教員の研修・養成を担当する西川潤さん(60)は「公立校は学力が高い生徒に対しては教師が対応する余裕がない。親や地域の協力に加え、塾も同じ教育機関として学校とともに歩む姿勢を示すことが今後は必要では」と話す。

 ■賛否

 ただ公教育に営利企業の塾が入ることに反対は根強い。中止を都教委に直談判した土屋敬之都議は「公立学校は成績下位層の支援も含め地味な教育が中心だ。企業の論理とは相いれない。教員の尊厳が失われ結局は塾に食いつぶされる。教員の質向上が先決」という。

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