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「世界に開かれた研究所に」 “万能細胞”研究センター長の山中教授
このニュースのトピックス:大学教育
「世界に開かれた研究所を目指したい」。再生医療の切り札となる「人工多能性幹細胞」(iPS細胞)を一元的に研究する拠点が22日、京都大学に設置され、センター長に就任した山中伸弥教授(45)は、記者会見でこう抱負を語った。世界を驚かせた山中教授の発表から約2カ月。実用化に向けて激化する国際競争を勝ち抜くための第一歩を踏み出した。
センター設立の記者会見は、大学本部5階会議室に50人を超える報道陣を集めて行われた。最初にあいさつした松本紘副学長は「京大としては山中教授の素晴らしい成果を発展させて、世界の中心となるセンターにしたい」と話した。
続いて山中教授は「センターの人員配置などを今後決め、しっかりした組織にしていきたい」と語った。
文部科学、厚生労働など3省は国家戦略と位置付け、平成20年度だけで30億円以上の予算を投入。iPS細胞研究センターを支援する国の態勢整備が急ピッチで進んでいる。
一方、実用化に向けてはiPS細胞のがん化を防ぎ、細胞の作製効率を高めるなどさまざまなハードルがある。
山中教授は「iPS細胞の臨床応用のためには10〜20年の期間が必要。将来を見据えて、若手研究者育成などにも務めていきたい」と話した。
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