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【公教育を問う】第1部 私立人気の影で(2)塾頼みの学力格差是正 (1/3ページ)

2008.1.17 12:41
このニュースのトピックス学校教育

 「さあ、競争だ」。進学塾「四谷大塚」は昨年11月下旬、こんなキャッチコピーを掲げ、小学3年から5年生対象の全国統一テストを行った。

 「競争」。以前なら「受験をあおる」などと逆に批判を浴びるため、塾側も遠慮して使わなかった言葉だ。テストには全国約1100会場で約5万人が参加した。

 「ゆとり教育」の弊害で、私立と公立、都市部と塾のない地方などの学力格差の不安が広がり、「差」から目をそらせなくなった。

 塾のない地方にも自治体が運営する塾などが生まれている。

 阿武隈山系に抱かれ、約3300人が暮らす福島県川内村には昨年4月、村営学習塾「かわうち興学塾」ができた。それまで塾といえば隣町頼みで受験期の冬場は親が車で送迎する必要があった。

 県内学力試験で「平均以下」という成績に頭を痛めた村が乗り出したのが自前の塾運営だった。村立小5年〜中学3年を対象に、授業を学習塾に委託した。7割にあたる83人が、村のコミュニティーセンターで勉強している。

 開設して約9カ月。「学習のペースが身に付き、集中力が出てきた」(秋元英男教育課長)。実際、模擬試験でも成績が向上しているという。

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