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道徳の教科化見送りへ 中教審「内容の充実重要」
このニュースのトピックス:学校教育
小中学校などでの道徳の教科化をめぐり、学習指導要領の改訂作業を行っている中教審は21日、教育課程部会を開き、来年1月に文部科学相に提出を予定している答申素案を提示。教科とすることについて是非を明記せず、「内容の充実を図ることが重要」とした。
中教審としての判断を避けたものだが、これまでの状況から、教科化は見送られる公算が強まっている。最終的には文部科学相が判断する。
道徳については、現行の学習指導要領では時間数を定め教えるべき内容も示している。しかし、国語や算数と同じ教科とするには、(1)検定を経た教科書の使用(2)数値などによる児童・生徒に対する評価(3)道徳の免許を持った教師が指導−の条件を満たさなければならない。特に教科書については「個人の内面にかかる問題を扱うので検定になじまない」などの意見があり、教科化については慎重意見が多かった。
道徳の教科化については、今年6月に「教科化し、多様な教科書・教材を作成する」と閣議決定したことから中教審で検討を重ねてきた。教育再生会議は、現在の道徳を徳育として教科化することを求めている。
ただ、中教審においても「授業時間が確保されず、十分な指導が行われていない」とする意見がある。このため、答申素案では「適切な教材を教科書に準じたものとして十分に活用するような支援策を講ずることが考えられる」との記載にとどまった。
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