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「未来への投資」 米で広がる就学前教育

2007.12.21 02:12

 【ワシントン=USA TODAY(レドヤード・キング)】米国で幼児を対象にした就学前教育が広がっている。連邦政府が貧困世帯を対象に行っている「ヘッドスタート(就学前教育)」制度を別にすると、38州が何らかのプログラムを実施、100万人の幼児が参加している。

 現在、全米で就学前教育プログラムに参加している3歳児は全体の3%、4歳児は30%。フロリダ、メリーランド、ノースカロライナ州での受講者(3−4歳)は2001−06年の間に40%増えているという。

 メリーランド州に住むロンダ・ベンジャミンさんは、4歳のテレンス君をこの秋から、私立の就学前教育講座に入れた。「落ち着きがなく、アルファベットもいえなかったが、今ではアルファベットが書け、簡単な単語は読めるようになった。数も25まで数えられる」とその効果を評価する。

 就学前教育にはこうした短期的な成果だけでなく、「学校に上がった後の学習態度や高校の卒業率がよくなる」「生産性の高い社会人になる」などのメリットがあるという。

 州政府は、たばこ税などによる増収分を補助金に充当している。テレンス君が通うグリーンベルト・チルドレンズ・センターが受ける補助金は年間10万ドル(約1100万円)。これで貧困家庭への補助や野外学習、楽器演奏指導、コンピューター教育などの特別教育の費用をまかなっているという。

 だが、すべての州が就学前教育に積極的なわけではない。カリフォルニア州のシュワルツェネッガー知事は「コストが高く、増税しなければ実現できない」として実施を見送っている。

(c) 2007, USA TODAY International. Distributed by Tribune Media Services International.

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