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日本、全分野で順位が後退 OECD学習到達度調査 低い科学への関心 (1/2ページ)

2007.12.4 18:23
このニュースのトピックス学校教育

 経済協力開発機構(OECD)が昨年、57カ国・地域の15歳を対象に実施した「生徒の学習到達度調査」(PISA)で、日本の高校1年生は前回2003年調査(41カ国・地域)に比べ、読解力が14位から15位、数学的リテラシー(活用力)が6位から10位と後退したことが、4日分かった。科学的活用力も2位から6位になったことが既に判明しており、実施3分野すべてで順位が低下し、トップレベルの分野はなくなった。前回に続く高校生の学力低下傾向に、渡海紀三朗文部科学相は学習内容・時間を大幅に削減した現行の学習指導要領の影響を認めた。

 科学への興味、関心がOECD平均に比べて低いことも判明し、「理数離れ」の傾向も鮮明になった。

 日本からは全国で抽出した約6000人が参加。PISAの学力テストはOECD加盟国平均が原則的に500点になるように調整している。

 数学は523点で平均よりは高いものの、11点落ち込み、トップとの差は16点から26点に拡大した。読解力は前回と同じ498点で平均レベル。下げ止まったものの、1位との差は45点から58点に広がった。

 科学は531点で上位グループだが、前回より17点低下。首位フィンランドとの差は1点未満から32点に広がった。

 数学は、生徒の得点を7段階に分けてみた場合、最上位層の「レベル6」の割合は8・2%から4・8%に急減した。成績下位層の得点を前回と比べると、全体では若干上昇し、底上げ傾向がみられたが、数学は上位層の得点が約22点下がった。

 学習内容・時間を大幅に削減した「ゆとり教育」が“落ちこぼれ救済”に寄与した半面、「上位層を伸ばしていない」(文科省)結果が浮き彫りになった形だ。

 無解答率が高いのも日本の特色で、読解力は平均13・5%(OECD平均9・9%)、数学11・9%(同11・5%)、科学7・8%(同7・0%)。最も高い、数学の人口ピラミッドに関する問題は49・4%(同39・3%)など特に記述問題に無解答が多かった。

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