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【命の処方箋】(3)家庭問題 身近な「夢」に支えられ (1/4ページ)

2009.7.17 08:01
このニュースのトピックス就職・転職

 東京都内の一流ホテル宴会部に勤務する西村恵さん(23)=仮名=は、主にVIPの接待を担当している。

 「社会を動かす立場にある人たちの人柄を垣間見られ、人と話すことが好きな私にはやりがいがあります」

 優しげなほほ笑みと、はきはきと話す姿が印象的な女性だ。夢をかなえた西村さんだが、就職活動中に家庭問題から鬱(うつ)状態となり、「死にたい」という思いを抱えたことがある。

 高校2年生のとき、両親が離婚。経済的負担から大学進学をあきらめ、就職率がほぼ100%というホテルの専門学校へ進学した。

 ▼離婚後も…

 亭主関白で人にも自分にも厳格な父だった。気に入らないことがあると、子供たちにすぐ手を上げる父が許せず、母が早く離婚すればいいと思っていた。父は中学生ごろから十分な生活費を入れなくなったため、母はスーパーと飲食店のパートを掛け持ちし、朝から深夜2時ごろまで働いていた。やっと離婚が成立し、母は祖父母と郊外の一戸建てを買い、一家の楽しい暮らしが始まるはずだった。

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