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ピル承認から10年 服用者の95%が「満足」 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:労働・雇用
経口避妊薬(ピル)が国内で承認されてから今年でちょうど10年−。厚生労働科学研究の一環として行われた「第4回男女の生活と意識に関する調査」で、昨年度のピルの普及率は3%で、服用者は推計約82万人に上ることが分かった。服用者を対象とした全国調査では、約95%が「満足」と答えている。(大串英明)
ガイドライン改定
ピル承認に当たっては、国内で性感染症の拡大や乳がんのリスクなどさまざまな論議が噴出、19年前に承認申請されたにもかかわらず、承認されたのは9年後の平成11年だった。18年には「低用量経口避妊薬の使用に関するガイドライン」が改定。それ以前の服用前に煩雑で高額な検査が課されていたガイドラインから、「問診を重視、血圧測定を必須」とする世界基準に準拠するガイドラインに変わった。
意識調査の結果によると、普及率は昨年度、ガイドラインが改定された18年の1・8%から3・0%と上昇し、認知度も7割を超えた。しかし、「使いたくない」とする女性も7割以上おり、使用動向が順調に上昇しているものの、急増というほどでもない。
10年前に取りざたされた懸念はどうだったのか。人工妊娠中絶の実施件数の中で特に心配された20歳未満の中絶は13年をピークに急激に下がり始め、産婦人科医を対象とした調査では、むしろ避妊薬の服用が増えたため、「中絶が減った」とする回答が42%を超えた。また、性感染症が拡大するという予測も大きく外れ、性感染症に関する予防指針の18年の改定では、「経口避妊薬」という言葉が削除されている。
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