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鬱病、不況で症状が改善 仕事量減り、自分を見直すチャンス (1/2ページ)
このニュースのトピックス:団塊の世代
鬱病(うつびょう)を患っていた働き盛りの30、40代のサラリーマンを中心に、不況で職を失ったり、仕事量が減ったりしたことで、逆に症状が改善するケースが増えている。仕事に費やしていた時間を自分の生き方を見つめ直すためや、家族と過ごすために使うことで精神が落ち着き、新たな目標が見えてくるのだという。「不況はチャンス」と前向きにとらえ、自分としっかり向き合うことで、心の病を治す自信を持ちたい。(中島幸恵)
都内のIT関連企業に務める30代半ばの男性会社員は連日、営業担当として新規顧客の開拓と接待に明け暮れていた。だが、3年前、営業トップに上り詰めた直後から新たな目標を見いだせず、趣味のゴルフもやめて家に閉じこもりがちになった。見かねた妻のすすめで精神科の専門病院を訪れたところ、鬱病と診断された。
半年間の休職後、昨年秋に職場復帰。不況の影響で人員削減された営業職には戻らず、事務職を任されたが、以前より仕事量は大幅に減り、午後6時ころには帰宅して子供と食卓を囲む日が多くなった。
男性は「以前は、がむしゃらに働いてもスキルが身につかず、気持ちがめいるだけだった。いまは独立を考えて資格習得の勉強を始め、家族と話す時間も増えて前向きになれた。給料はだいぶ減ったが、不況も悪くない」と笑う。今年3月からは、通院の必要もなくなったという。
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