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外国人患者との懸け橋に 医療通訳士協議会が発足 (1/2ページ)

2009.3.9 07:58
このニュースのトピックス
医療通訳士の身分保障制度の整備などを目指すことが確認された設立総会=大阪府吹田市医療通訳士の身分保障制度の整備などを目指すことが確認された設立総会=大阪府吹田市

 

身分保障や技術の向上目指す

 医療通訳士の身分を保障する制度の整備や通訳技術の向上を図ろうと、「医療通訳士協議会」が発足した。発起人には医療者や通訳、研究者、非政府組織(NGO)、行政などの関係者ら45人が名を連ねており、医療通訳にかかわる多職種の人たちでつくる初の全国組織という。今後さらに幅広い層に参加を呼びかけていく。

(伐栗恵子)

                   

 

言葉や文化の壁

 設立総会は2月中旬に大阪で開かれ、会長には大阪大学大学院人間科学研究科教授の中村安秀氏が就任した。

 協議会設立の背景にあるのは外国人の増加だ。いまや日本で暮らす外国人は200万人以上。また、政府が推進する観光立国政策で訪日する人も増えている。それに伴い、医療機関を受診する外国人患者も増え、「言葉の壁」や「文化の壁」が引き起こす問題が顕在化しているという。

 たとえば、患者が日本語ができないないために医師に症状をきちんと伝えられず、適切な治療を受けられないケースは少なくない。また、患者の出身国によっては頭をなでたり左手で握手したりすることがタブーの地域もあれば、出産時に帝王切開を望む国民性もあり、医療者にこうした異文化への理解や配慮がないためにトラブルになるケースも生じている。

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医療通訳士の身分保障制度の整備などを目指すことが確認された設立総会=大阪府吹田市
中村安秀会長
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