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【いきいき】日本グリーフケア研究所の初代所長に就任する 高木慶子さん (2/2ページ)
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107人が犠牲になったJR福知山線脱線事故は、勤務先の大学から2キロほどの地点で起きた。「加害者(JR西日本)の存在がはっきりしているだけに、遺族の悲しみや苦しみは一層深く複雑です」
それが「悲嘆」について学ぶ公開講座を開講するきっかけとなり、やがて事故の遺族を含む受講生からのより専門的、実践的に学びたいという声につながり、研究所の開設へと結びついた。「傷ついている人の苦しみに寄り添えるやさしさあふれる社会を築けたら」
今月17日、自身も被災した阪神大震災から丸14年を迎えた。あの日、激しい揺れで体が宙に浮かび、床にたたきつけられた。スチール製の戸棚がついさっきまで寝ていたベッドに覆いかぶさっていた。「死」をすぐそばに感じ、そして「(神様に)生かされている」ことを実感した。「残された命は神様のため、人のためにと思いました」。それを実践する日々が続く。(伐栗恵子)
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【プロフィル】高木慶子
たかき・よしこ 昭和11年、熊本県生まれ。シスターとして100人を超える人の看取りに立ち会い、生と死を考える会全国協議会会長も務める。聖トマス大客員教授で、4月から同大・日本グリーフケア研究所の初代所長。『喪失体験と悲嘆』『大震災−生かされたいのち』など著書多数。
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