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【ゆうゆうLife】向き合って 俳優・長門裕之さん(74)(上) (1/3ページ)

2008.12.4 08:15
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長門裕之さん長門裕之さん

「人間の尊厳を守る」 介護の進化をとげたい

 女優の南田洋子さん(75)は5年ほど前から記憶を失い始めました。今は、夫で俳優の長門裕之さん(74)が自宅で介護しています。今年10月には「アルツハイマー型認知症の兆候がある」と診断されました。厚生労働省によると、認知症高齢者は平成22年には208万人になる見込みです。長門さんは「尊厳を守りながら介護をしたい」と語ります。(文 竹中文)ドキュメント 消えゆく妻の記憶…長門・南田の日常

 洋子の記憶がこぼれ落ちているのに気付いたのは、5年ほど前でした。平成15年に撮影した映画「理由」(大林宣彦監督、16年公開)のセリフが覚えられなかったのです。そのころは老化現象だと思いました。尊敬する女優、南田洋子をなんとか取り戻そうと、「老化を克服する努力が足りない」「おまえは大女優なんだぞ」などと叱咤(しった)激励しました。洋子は苦しかったでしょう。いたわりの気持ちが持てたらよかったのに。申し訳なく思います。

 「もう駄目だ」と思ったのは、共演したテレビドラマの撮影中でした。

 洋子が現場で監督に「影に台本を置いてもいいですか」と聞いたのです。監督は承諾しましたが、そんなことでは世間の評価は落ちてしまう。だから「覚えろ」と言いました。しかし、セリフは出てきませんでした。洋子はそのころから不眠に悩まされていて、お医者さんから処方された睡眠導入剤を飲んでいました。向き合って 俳優・長門裕之さん(74)(下

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