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【ゆうゆうLife】向き合って 歌手・川村カオリさん(37)(上) (2/3ページ)
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でも、そう聞いて素直に「はい、そうですか」とは言えませんよね。ちょっと待ってくださいよ、ほかに方法はないんですか? 娘はまだ3歳前だし、子供はもう1人、2人産むつもりだし、まだ33歳という若さなのに、胸を失うなんて、女性として、どうなのよ?って。とても受け入れられなかったし、即決もできなかった。
それから、本を読みあさり、インターネットで情報を集め、乳がん経験者やその家族、医療関係者など、知り合いという知り合いに会って話を聞きました。
でも、乳がんは日本人女性の20人に1人がなるといわれる病気。多いだけに経験も見解も十人十色なんです。情報の多さに、どうしたらいいのか分からなくなっちゃって…。
さんざん悩んだ末、主治医に聞いたんです。「自分の奥さんなら、なんて言いますか?」と。医師はこう言いました。「誰だろうと、変わらない。全摘なら全摘。大事なことは生きることだ」と。
別の医師はこう言いました。「決めるのは君自身。だけど、万が一再発したとき、後悔しない? なんであのとき、切らなかったんだろうって、自分を責めるタイプでしょう」って。
それを聞いて、きっとそうだな。絶対、悔やむだろうって思えたんです。元の生活に戻れるなら、胸一個くらい、まあ、いっか。うじうじしていたのが、うそのように、ポジティブな気持ちで手術に立ち向かえました。

