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【産科医解体新書】(11)誤解多い「正常なお産」 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:病気・医療
患者さんと医療従事者の間には、大きな温度差があります。何より大きいのは、分娩(ぶんべん)に対する、とらえ方の違いです。先輩たちと話すことがあります。「正常なお産とはなんだ? 自然なお産ってなんだ?」と。
日本でのお産の9割は、赤ちゃんもお母さんも元気に退院していきます。その現実だけをもって、「正常分娩は安全だ」という“神話”が信じられています。
正常分娩に関して、一般の人が誤解していることが、少なくとも2つあります。1つは事実誤認です。正常分娩とは、あくまでも分娩がすべて終了してから判断できることです。正常分娩を前提に介助をしていても、途中から異常分娩になることがあるのです。
もう1つは、医療介入についてです。ちょっとした抗生剤投与も介入に含めれば、実は8割近くのお産に医療が介入しています。医療介入を不自然なこととして正常でないとするならば、ほとんどが異常分娩に分類されます。異なる角度からみれば、正常分娩は2割程度というとらえ方もできます。
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