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【ゆうゆうLife】向き合って ピーコさん(63) (2/2ページ)
今や、目が1つになって20年ほどたち、残った1つの目でバランスをとれるようになってはいるようです。でも、今でも油断すると、注いでいたお茶をこぼしたりといったことはありますし、残った目が疲れると、視野が狭くなったりします。
ですから、がんも気になりますが、残された目が健康であるかどうかを気にかけています。一昨年までは毎月、去年からは2カ月に1度になりましたが、目の検査を受け続けています。
最近、疲れると眼圧が上がるので、緑内障の恐れも感じています。緑内障は中途失明の第1位だと聞きます。また、視野が狭まってきても、無自覚であることが多く、中高年になれば、視野検査をこまめにした方がいいようです。
医師によると、高齢になって不健康な部分が出てくると、それも、緑内障を発症する要因になるようです。
私は、この1年間ほど、食事に気をつけて体重管理もするようになりました。
がんになるまでは、自分のやりたいことだけやって生きてきたような私でした。
しかし、がんになって気持ちが落ち込んで、友人たちに励まされたり、目をとった不自由さをいろいろな人に助けてもらったりして、自分ひとりでは生きられないことを痛感しています。
ですから、今度は、困っている人を助けたいと、目の大切さを訴えたり、障害者を支援するボランティアを続けています。
ただ、また、がんになって、それが重いがんなら、そのときは心を落ち着けて、無理な治療は受けずに、最後まで自分らしく生きられる道を選ぶと思います。ホスピスの先生が引き受けると言ってくださってますから。
がんになって、目を失って以来、生きる意味をずっと問い続けています。
【プロフィル】ピーコ
ぴーこ 本名、杉浦克昭(すぎうら・かつあき)。昭和20年、神奈川県生まれ。タレントでファッション評論家。映画評論家のおすぎ氏は双子の弟。文化服装学院卒業。平成元年に悪性黒色腫と診断され、左眼の摘出手術、抗がん剤治療を受ける。闘病に関する著書に永六輔氏との共著「I 愛 Eye よってたかって目の勉強・7年後」(講談社文庫)。

