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【中川晶の生き方セラピー】高校に行かなくなった息子

2008.10.18 08:00
このニュースのトピックス女性

 今年の4月に高校生になった息子が、1学期は部活動をしながら毎日、学校に通っていましたが、夏休みに入って部活をやめ、家でだらだら過ごすようになりました。2学期に入ってそのまま学校に行きません。朝起こして学校に行くように言うと「学校に行く意味がない」などと言います。成績は中の上です。家では手伝いもして、明るく過ごしています。どんな言葉をかけて励まし、やる気にさせればいいでしょうか。周りの目も気になります。高校ぐらいは卒業してほしいです。

 京都市 女性(42歳)

 高校くらいは卒業してほしいものですね、でも、本人が行かないというのを無理やり行かせるのも、ちょっとねえ。あれは不思議なもので、親が学校へ行かせようと必死になればなるほど、焦げつくケースが多いようです。

 いや、だからといって放っておいたら必ず解決するというわけでもないんです。ただ、何が解決かというと微妙なんです。学校に行くようにはなったけど自傷が増えたり、パニックを起こしたり、摂食障害を起こしたりしてたら、解決にはならないしね。

 この子の場合は、どうだろう? 頭のいい子みたいですね。自分の周りの状況はよく見えてるようです。家の手伝いもよくやってるし、深刻にならないように明るく努めているフシが見えます。もちろん、学校なんて行かなくても、優秀な人は星の数ほどいます。あるいは優秀だから学校へ行く必要がないのかもしれない。大植物学者の牧野富太郎氏は小学校中退だし、大ソムリエの田崎真也氏は高校中退、なまじできない子のほうが学校にしがみつくのかもしれない。

 ただね、最優秀ならば、学歴など全く関係ないんだけど中途半端な場合は学校へ行っておいたほうが安全という現実があります。この子の場合、最優秀かどうかは今のところ不明。でも、自分が最優秀かどうかの判断はできそうです。

 もう少し様子をみていてもいいと思う。励ましもなぐさめも、この子には必要なさそうです。必要なのは時間のようですよ。周囲の目も気になるけど、今、お母さんが我慢すれば案外、この子、大物になるかもね。ぼくなんか、自信ないもんだから学校にしがみついちゃった。ホントは漫画家になりたかったのになあ…。(大阪産業大学教授、なかがわ中之島クリニック院長)

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