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普及遅れる衛生的トイレ 12億人は野外で用足し
このニュースのトピックス:子供の安全
世界で25億人が衛生的なトイレを使えず、うち12億人は野外で用を足しているとする世界の衛生設備の現状に関する報告書を、世界保健機関(WHO)と国連児童基金(ユニセフ)が30日までにまとめた。
報告書は「発展途上国では、不十分な衛生設備を原因とする感染症により、多くの子供の命が奪われている」と指摘。「このままでは『2015年(平成27年)までに、安全な衛生施設を継続的に利用できない人々の割合を半減する』との国連のミレニアム開発目標(MDGs)の達成は望めない」と警告し、途上国支援の拡大など対策の強化を求めている。
報告書によると、18年に衛生的なトイレを継続的に利用できている人は世界全体の62%。利用できない人の数は減少傾向にあるものの、全人口の18%に当たる12億人は野外で用を足すことを迫られているという。
不衛生なトイレ− 浄化槽や洗浄設備などがなく、人が日常生活の中で排せつ物や汚水に接触する恐れがあるトイレのこと。下痢やコレラ、チフス、肝炎などの感染症の蔓延(まんえん)につながり、発展途上国で乳幼児死亡率が高い原因の一つとされている。国連は平成20年を啓発のための「国際衛生年」に指定し、衛生的なトイレの普及策の推進を呼び掛けている。
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