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生体腎移植をめぐる臓器売買事件で元被告が手記
平成18年に起きた宇和島徳洲会病院(愛媛県宇和島市)の生体腎移植をめぐる臓器売買事件で、有罪判決が確定した元被告の水産会社役員、山下鈴夫さん(61)が、事件の経緯や当時の心境をつづった手記「臓器売買事件の深層」(元就出版社)を12日に出版する。
17年、重度の腎不全で移植しなければ余命2、3カ月と宣告された。身内や友人から提供者(ドナー)を探そうと奔走したが断られ「あとは死ぬしかないのだろうな」。ようやく内縁関係の女性(61)の知人女性(61)が提供に応じ、現金30万円や車を渡した経緯などを詳細に記した。
背景として死体からの腎臓提供が少ない現状も指摘。「(生体腎移植では)善意のドナーが休職を余儀なくされる。国が援助するなど、ドナーの負担を軽減する制度づくりを考えていいのではないか」と主張している。
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