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生体腎移植をめぐる臓器売買事件で元被告が手記

2008.8.5 09:18
生体腎移植をめぐる臓器売買事件についての手記を出版する山下鈴夫さん生体腎移植をめぐる臓器売買事件についての手記を出版する山下鈴夫さん

 平成18年に起きた宇和島徳洲会病院(愛媛県宇和島市)の生体腎移植をめぐる臓器売買事件で、有罪判決が確定した元被告の水産会社役員、山下鈴夫さん(61)が、事件の経緯や当時の心境をつづった手記「臓器売買事件の深層」(元就出版社)を12日に出版する。

 17年、重度の腎不全で移植しなければ余命2、3カ月と宣告された。身内や友人から提供者(ドナー)を探そうと奔走したが断られ「あとは死ぬしかないのだろうな」。ようやく内縁関係の女性(61)の知人女性(61)が提供に応じ、現金30万円や車を渡した経緯などを詳細に記した。

 背景として死体からの腎臓提供が少ない現状も指摘。「(生体腎移植では)善意のドナーが休職を余儀なくされる。国が援助するなど、ドナーの負担を軽減する制度づくりを考えていいのではないか」と主張している。

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生体腎移植をめぐる臓器売買事件についての手記を出版する山下鈴夫さん
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