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【集う】 癌研究会創立100周年記念式典(8日、東京都千代田区のホテルニューオータニ)

2008.7.9 19:58
このニュースのトピックス病気・医療

 3年前に東京都江東区有明の新施設に移転した財団法人「癌研究会」が今年、創立100周年を迎えた。記念式典には癌研名誉総裁の常陸宮ご夫妻をはじめ、岸宏一厚生労働副大臣、池(いけの)坊(ぼう)保(やす)子(こ)文部科学副大臣ら政界や官庁、研究者ら約300人が集まった。

 がんが日本人の死因で初めてトップになったのは昭和56年。以来ずっと1位は変わらない。あいさつに立った常陸宮さまは、「創立の初心を忘れることなく、国民の強い期待に応えていきたい」としたうえで、「がんは、100年前には想像できないほど大きな社会問題になっている」との現状を指摘された。

 癌研は、がんに対する関心がヨーロッパを中心に高まっていた明治41(1908)年、国際協力への呼びかけに応じる形で設立された。昭和20年の東京大空襲で焼失したが再建。戦後は主に東京都豊島区の付属病院を拠点とし、平成17年に癌研有明病院として生まれ変わった。

 近年は、検診や医療技術の進化により助かるケースも増えており、臓器別診療体制などを始めた有明病院の最新設備と世界レベルのスタッフへの期待はますます高まっている。

 開設時に癌研の研究者が協力した国立がんセンター(東京・築地)からは、広橋説(せつ)雄(お)総長が出席し、「がんは多くの方が身近に感じている深刻な病気。(癌研と)ときには力を合わせ、ときには競い合っていきたい」と話した。

 癌研の安(あん)西(ざい)邦夫理事長はこれまでの歩みを振り返りながら、決意を語った。「戦中の紆(う)余(よ)曲折を経て地道に研究を重ねてきた結果、がんの仕組みの解明を進めることができた。これからも人類の福祉に貢献をするために最大限の努力をしたい」

(竹中文)

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