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新たに29件原爆症認定 訴訟原告の過半数超える
このニュースのトピックス:病気・医療
原爆症認定問題で厚生労働省は7日、原爆症の認定審査を個別に行う「被爆者医療分科会」を開き、18件を原爆症と認定した。また、同日開かれた医療分科会の専門部会で、11件を認定。両会で計29件が新たに認定された。
これで全原告305人のうち157人の認定が決まった。
医療分科会で、個別審査に諮ったのはがん22件、造血機能障害1件、甲状腺機能障害8件の計31件。そのうち、計18件が認定された。過去の治療データ不足などで保留は13件あったが、却下はなかった。
認定ケースの中には、原告全員が勝訴した5月の仙台高裁判決で争点となった疾病の治療が必要だとする「要医療性」に該当する人も含まれている。前回6月の医療分科会に引き続き、判決内容が一定程度反映された形。
4月に認定の新基準が導入されて以降、認定件数は計457件に上り、128件だった昨年度を上回るペースで認定が進んでいる。
しかし、原告側は「滞留件数は5000件にもなる。これからも増えるだろう。今回の分科会でも数が少ない。認定スピードが遅い」と批判している。
新基準は、爆心地からの距離など一定条件を満たした被爆者を積極的に認定。その対象から漏れた人は個別審査で対応している。「積極認定」は専門部会で、個別審査は医療分科会で、それぞれ認定審査作業を行っている。