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【バイオテクノロジー最先端にのぞむ フランダースの取り組み】(中) (1/2ページ)
このニュースのトピックス:病気・医療
■臨床に役立つ研究開発
ベルギー・フランダース地方にあるルーベン大学医学部付属病院内に設置された幹細胞研究所。所長を務めるのが、カトリーン・ヴェルファユ教授だ。米・ミネソタ大学で、成人の骨髄から成体多能性幹細胞(MAPC)を発見したことで知られる世界トップクラスの幹細胞研究者。実績を見込まれ、VIB(大学間バイオ研究機関)から2006年、幹細胞研究の振興のために、初代所長として迎えられた。
ヴルファユ教授はいま、京都大学の山中伸弥教授らが作成に成功した人工多能性幹細胞(iPS細胞)の作成に取り組んでおり、「もう少しすれば、いい結果を報告できると思う」と明かす。胚性幹細胞(ES細胞)やMAPCとの比較や、I型糖尿病などの治療研究に用いる計画だ。
課題は基礎研究を臨床にどう結びつけるか。特にがんやアルツハイマー病など高齢者に多い疾患について、幹細胞を用いた治療技術の研究開発に力を入れる。ヴェルファユ教授は「iPSもMAPCも患者自身の細胞だから拒絶反応がない。ただ、まだ分からないことが多く、臨床に用いるには研究が必要」という。
研究開発ではベンチャー企業も負けてはいない。ベータ・セル社(ブリュッセル市)は、ブリュッセル自由大学の糖尿病研究センターから生まれ、オフィスは大学内にある。

