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【中川晶の生き方セラピー】友達が欲しいけど…

2008.6.21 08:40

 約20年前に今の住まいに転居後、子供が2人とも不登校になりました。私は児童相談所やカウンセリング、親の会と回りました。子供たちは通信制の高校に行き、社会人として働いています。しかし、私は不登校の親の会とも疎遠になり、近所に親しい友人はゼロです。どうすれば友達ができるのでしょうか。

 大阪市 女性パート(55)

                  ◇

 友達って大事ですよね。親友、戦友、学友、悪友、僚友、茶飲み友達。数えだしたら、キリがないくらい種類があるけど、あなたはどんな友達が欲しいのかなあ。ただね、友達って、作ろうと思ってできるものじゃないしなあ。気がつけば友達だったというのが普通なんだけど…。

 きっと、あなたも親の会や、子供の不登校を通じて自然にできた友達は多かったでしょうに。

 つまり、子供の不登校という問題を抱えていた間は、同じ悩みを持つ者同士の強い連帯感で結ばれたきずながあった。あなたのほうの問題が片づいてしまったものだから、そのきずなが解けてしまったと感じるんじゃないかな?

 その結果、あなたは独りぼっちで、ほうり出されたような感覚を覚えてしまうのかもしれない。

 それで、友達つくり案だけど、無理に新しく友達をつくるより、以前「不登校親の会」で仲の良かった人に、連絡とってみるのはいかが?

 ひょっとしたら、その人の子供も治ってるかもしれないし、治ってなかったらきっと、あなたの話を聞きたがると思う。

 ぼくがあなただったら、親の会にまた参加するかも。オブザーバーとしてね。

 子供たちを立派に育てたあなたなのだから、十分にオブザーバーの資格があると思うんだけどなあ。

 あのね、ぼくも同じだけど、ぼくらくらいの年齢になると、好むと好まざるにかかわらず、次の世代の助けをしていくのが義務なんです。ぼくが大学で教えているのもそう。まだまだ教わりたいことだらけで、教える自信なんて全然ないのだけど、これくらいの年齢になると仕方ないんです。

 あなたも元気出して、不登校の子供たちのために頑張ってみませんか。きっと、その中で自然に新しい友達が大勢できますって。

 (大阪産業大学教授、なかがわ中之島クリニック院長)

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